健康診断とは

健康診断のイメージ

自覚症状が出にくく、放置が続くと重篤化しやすい病気(生活習慣病 など)の早期発見や、自らの健康状態を把握し、健康管理に努めていくといったことを目的に行われるのが健康診断です。

一口に健康診断といいましても、法律(高齢者の医療の確保に関する法律)に基づいて行われる特定健康診査(特定健診)や労働安全衛生法によって定められている企業健診(職場健診)があるほか、任意で行う健康診断(人間ドック)もあります。

当院で行う健康診断は、以下の通りです。

特定健康診断(特定健診)

※2022年10月より開始いたしました。
胃がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、肺がん検診、肝炎ウイルス検診も行っております。
ご予約はお電話にて受付しております。ご不明な点等ございましたら、当院にお問い合わせください。

40~75歳未満の生活習慣病に罹患しやすい世代を対象にした健康診断になります。同健診はメタボリックシンドロームに着目した検査内容となっています。そもそもメタボとは内蔵肥満の方を対象としていますが、この場合は生活習慣病と診断される一般的な数値に達していなかったとしても(基準値以下)、脳血管障害(脳出血、脳梗塞 など)や虚血性心疾患(心筋梗塞 など)といった重篤な病気を発症するリスクが高くなります。

なお、同健診の結果、メタボリックシンドローム、あるいはメタボリックシンドローム予備群との判定を受けた方は、医師から特定保健指導を受けることを勧められます。

特定健診の主な検査項目ですが、医師による診察をはじめ、計測(身長・体重・血圧・腹囲)、血液検査(脂質・肝機能・腎機能・血糖・貧血・尿酸)、尿検査が基本的な項目となります。このほか、医師が必要と判断すれば、心電図検査、眼底検査を受けることもあります。

  • メタボリックシンドローム:腹囲が男性85cm以上、女性が90cm以上で、以下で挙げる3つの項目の中で2つ以上該当するとメタボリックシンドロームと判定されます。
  • 血液検査によるトリグリセリド(中性脂肪)の数値が150mg/dL以上、もしくはHDL(善玉)コレステロールの数値が40mg/dL未満
  • 血圧の数値で、収縮期血圧(最高血圧)が130mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)が85mmHg以上
  • 空腹時血糖が110mg/dL以上

各種がん検診・肝炎ウイルス検診

  • 胃がん検診
  • 大腸がん検診
  • 前立腺がん検診
  • 肺がん検診
  • 肝炎ウイルス検診

企業健診

企業健診は、労働安全衛生法に基づいて実施される健康診断のことです。この場合、常時雇用の労働者に年1回以上の健診を行うとする定期健康診断、雇い入れの直前あるいは直後に行う雇入れ時健康診断などの一般健康診断、有害業務に携わる従業員に対して行う特殊健康診断があります。当院では、一般健康診断のうち、定期健康診断、雇入れ時健康診断を行っています。

雇入時の健康診断(雇入時健診)

事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査
定期健康診断(定期健診)

事業者は年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査、および喀痰検査
  • 血圧測定
  • 貧血検査
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GTの検査)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

※身長・腹囲、胸部X線検査、喀痰検査、血液検査(貧血、肝機能、血中脂質、血糖)、心電図については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます

自費健診

何らかの病気があるわけでなく、健康診断を目的に受診したいと希望されるのであれば、健康保険は適用されないので全額自己負担となります。これを自費健診といいます。

この場合、自治体で実施している各種健康診断のように検査項目が決まっているわけではありません。そのため、検査したい項目だけを選択して受けるということも可能です。どのような検査が受けられるかにつきましては、お気軽にご相談ください。

また自費健診をした後の結果から、病気が発見されたという場合、それに関する診療については、保険は適用されます。